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負の連鎖断ち切れず、2年ぶりの準決勝進出も喜べなかった最終戦

2016/11/24

錦織圭/ノバク・ジョコビッチ

準決勝でジョコビッチに敗れ落胆の表情を見せる錦織圭(左)。(写真:Getty Images)

 新王者アンディ・マレーが宿命のライバルともいえる旧王者ノバク・ジョコビッチを破ってATPワールド・ツアー・ファイナル初制覇------名実ともにナンバーワンとなって2016年のツアーは幕を下ろした。華やかなラストシーンに、落胆しきった前日の錦織圭の姿が埋もれていくようだった。2年ぶりの準決勝進出ではあったが、ジョコビッチに1-6、1-6というスコアでは前向きになることはできず、そのジョコビッチが「圭はベストにはほど遠い状態だった。疲れていたんじゃないかと思う」と言ってくれてもなぐさめにもならなかったのだろう。「生き返るには時間が必要かなと思います」と言い残して会場をあとにした。

 その年の成績上位8人のみが出場する最終戦。まずは4人ずつのグループで総当たりのラウンドロビンが行なわれるが、各グループには今年『ジョン・マッケンロー組』と『イワン・レンドル組』という名称がつけられ、錦織が入ったマッケンロー組のほうがレンドル組よりも相当タフな顔ぶれのように思われた。アンディ・マレー、スタン・ワウリンカ、錦織圭、マリン・チリッチ。そのランキングは1、3、5、7で、もう一方は2、4、6、8。文字通り「ワンランク」上の組であり、向こうにはミロシュ・ラオニッチやガエル・モンフィスなど故障明けの選手も多かった。実際はラオニッチのすばらしいパフォーマンスに「楽なほうの組」という印象は薄れていくが…。

 錦織はまず、全米オープンの準決勝で敗れた相手、ワウリンカを6-2、6-3と一蹴して好発進。速い攻めで寄せつけず、サーブも好調だった。その勢いで2日後の第2戦ではマレーから第1セットをタイブレイクで奪ったが、そこから4-6、4-6と逆転負け。3時間20分という大会の記録を更新するマラソンマッチでファンを存分に楽しませた試合も、「負けては意味がない」と唇を噛んだ錦織だった。しかしそんなことはない。タイブレイク11-9という接戦の末にもぎ取った第1セットがのちのち準決勝進出のカギになった。

 ラウンドロビンの最終日、夜のチリッチ戦の前に午後の試合でマレーがワウリンカを破ったことで、マレーとともに錦織の準決勝進出も決定。たとえそのあと錦織がチリッチに敗れて、ワウリンカとチリッチと錦織の3人が1勝2敗で並んだとしても、錦織だけがマレーから1セットを獲っていたため獲得セット数で他の2人を上回ることになったからだ。

 ただ、だからといってチリッチ戦へのモチベーションが失われることはなかったという。

「(勝敗が準決勝進出に関係なくても)勝てばポイントも賞金もついているし」。加えて、相手がこのところ2連敗している同年代ライバルのチリッチであることは十分に「燃える」状況だっただろう。しかし、準決勝進出のチャンスがもうないチリッチも別のモチベーションを見つけていた。

「この試合に勝てば7位から6位になれるということがエネルギーになったんだ。7位が僕の最高位だから」

 第1セットこそ錦織が2度のブレイクに成功して圧倒したが、第2、第3セットは本来のサーブの調子を取り戻したチリッチから一度もブレイクできず、ラリー戦でも打ち負けた。

 結局、その負け方が翌日の準決勝に大きく響いたのではないだろうか。通常のトーナメントで、負けて準決勝に進むということはありえない。しかも一日の休みもなく…。気持ちの立て直しは難しかっただろう。準決勝に進んだ4人のうちでラウンドロビンの最後の試合を落としたのは錦織だけだ。

 1年前もジョコビッチに1-6、1-6というまったく同じスコアで敗れている。ラウンドロビンの成績が1勝2敗というのも同じだ。しかし、対ジョコビッチの完敗に始まってロジャー・フェデラーとのベストマッチで締めくくった昨年と、逆に尻下がりになってしまった今年。最後の一戦を終えたあとの表情があまりに違ったのは無理もない。ただ、順番の問題だけではないだろう。同年代のライバルが復帰し、“デビュー生”も増えた顔ぶれのなかで、安定したシーズンの手応えとともに自分に期していたもの、課していたものは、去年よりずっとはるかに大きかった。


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