25th

メニューを開く

番組表

ご加入はこちら

Column コラム

Column コラム

ハイレベルのラリー制覇を随所に見せた開幕戦、惜しくもタイトルには届かず

2017/01/12

錦織圭

今季初優勝こそならなかったが、全豪へ向け充実の試合内容を見せた錦織圭。(写真:Getty Images)

 世界3位のミロシュ・ラオニッチを筆頭に、4位スタン・ワウリンカ、5位の錦織圭、8位ドミニク・ティーム、9位ラファエル・ナダル……新年初日に開幕したブリスベン大会は、とても『250』のカテゴリーとは思えない豪華な顔ぶれ。群雄割拠のシーズン到来を、早くも開幕戦から強烈に実感させてくれた。

 第3シードの錦織は、初戦となる2回戦で予選上がりの20歳ジャレッド・ドナルドソン、準々決勝では地元ワイルドカードの22歳ジョーダン・トンプソンという若手を連破。トンプソンとは2年前のクーヨン・クラシックで対戦しているが、二人とも公式戦では初対戦だった。ドナルドソンにこそ第1セットを失って苦戦したが、トンプソンには6-1、6-1と圧勝。ちなみに、ドナルドソンは1回戦で世界ランク34位の33歳ジル・ミュラーを、トンプソンは現在21位ながら元世界3位のダビド・フェレールを破っている。世代交代の波の高まりが予想される今後、錦織にとってもこのように若手の挑戦を受けるシチュエーションは増すだろう。

 トンプソンで「最高のテニスができた」と弾みをつけ、スタン・ワウリンカとの準決勝へスムーズにギアを上げた。第1セット第2ゲームの錦織のサーブは10分以上を要するロングゲームとなり、5回のデュースの中に3度ブレイクポイントを握られたが、これをしのいでキープしたことが大きかった。その後も両者キープでタイブレイクへ。前半のミニブレイク合戦から、錦織は結局3ポイントしか与えずにこのタイブレイクを制した。

 第2セットは第4ゲームでこの試合初めてつかんだブレイクポイントを生かし、すぐにブレイクバックは許したものの、直後に再びブレイク。奪った4ポイントのうち3ポイントはワウリンカのファーストサーブからのラリーを制したものだ。磨きがかかったリターン力で3度のグランドスラム・チャンピオンの巻き返しへの気迫を挫き、サービング・フォー・ザ・マッチはラブゲームで締めくくった。

 立ち上がりでピンチをしのぎ、のちに少ないチャンスを生かした準決勝だったが、決勝ではそれをグリゴール・ディミトロフにやられてしまった。錦織はまさに最初のゲームで2度、第3ゲームで1度のブレイクポイントがあったが全て生かせず、第6ゲームで初めて握られたブレイクポイントをラリー戦で失った。多くのポイントで錦織が押していたが、ディミトロフはよく耐え、かつアグレッシブなプレーを展開した。巧みなネットプレーに、正確性を増した片手打ちのバックハンド。10代の頃に「ベイビー・フェデラー」との異名をとったことを納得させるに足るパフォーマンスだった。

 錦織は第8ゲームもブレイクされて2-6でセットを落としたが、第2セットは逆に2度のブレイクに成功して奪い返す。ディミトロフには過去3戦全勝していることもあり、いったんセットをタイに戻せば格上の錦織に大いに分があるように思われたが、第8ゲームで30-0から痛恨のサービスダウン。2年半ぶりのツアータイトルへ王手をかけた25歳をもう止めることはできなかった。

 開幕戦での初優勝で全豪へ弾みをつけたかったが、それよりも少々気になるのは試合中にコートを出て治療を受けた臀部の容態だ。臀部は昨年の楽天オープンで2回戦を途中棄権する原因になった部位でもあり、翌日にシドニーで予定されていたダブルスのエキシビションマッチは欠場した。しかし「深刻ではない。大丈夫だと思う」という。グランドスラムの前は特に「違和感」には慎重になるもの。すっきり解消してメルボルンの舞台に立ちたい。


錦織圭の特集ページはこちら>>

新規ご加入はこちら e割 加入料なし!カンタン・おトク!
あなたも、お友達も視聴料1カ月無料
WOWOW iPadサービス
  • WOWOWテニス2017シーズン イメージソング 『TROPHY』 INABA / SALAS
  • 目指せ!サービスエース
  • 錦織圭公式サイト KEI NISHIKORI.COM
  • 大坂なおみ公式サイト
  • 国枝慎吾公式サイト
  • 奈良くるみ公式サイト Powered by TENNIS DAILY
  • クルム伊達公子公式サイト Powered by TENNIS DAILY
  • wowshop 新発売 大人気キャラクター テニス太郎 ぬいぐるみ・マスコット(ストラップ付き)
  • wowshop 全豪オフィシャルグッズ販売中